連合後援会だより （12・1月号） 【オンライン版】
図書の紹介 「ADHD
さとるくんの場合」
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中学校後援会の古澤さんが１冊の本を書き上げました。この本、現在東中２年の古澤 諭君の誕生から小学校までの自称「オニハハ」育児の記録。 諭くんは自閉を合併としたＡＤＨＤ（注意欠陥・多動性障害）という障害を持っています。 自閉児が身近にいる東学園では自閉症スペクトラムといわれる多様な障害を比較的理解しやすい環境にありますが、通常は外見からは障害がわかりにくいため、その症状である落ち着きの無さや突発的な行動について、周囲の理解をなかなか得ることができません。 東学園でも、その子供の親が近くにおらず、問題行動を見かけた場合にどう対処してよいか困った経験を持っている方もいることと思います。前述したように自閉症は様々な症状をしめすことから、本書の内容が、そのまま他の子供たちにあてはまるものではありませんが、健常児の親たちにはこの分かりづらい障害の理解への手助けとなります。 また同じような障害を抱えた親たちには、共感や元気を与えてくれることでしょう。 この本を出すにあたって、諭くんは「いたずらはしたかもしれないけど、一生懸命治すように頑張ってきたので、僕は悪いことやはずかしいことはしていません、僕の思い出になるので書いてください」と言ったそうです。編集委員会では、一人でも多くの方に読んでいただきたく、ここに紹介することといたしました。
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